見明戸八幡神社
ミアケドハチマンジンジャ
由緒
本神社の鎮座地一帯は建部郷(現在の湯原町、川上村、八束村、美甘村それぞれの一部)と称し日本武尊の名代として栄えた建部、佐伯部が住居していた。
佐伯の名は全国にみられるが、安芸の佐伯部は厳島神社を創建し神主となって平家と親しくし、源平合戦に平家滅亡して神主も追われ、棚守に降された。
建部郷の人々は佐伯部社(この郷の一宮)をもうけ深い信仰のもとに生活の基になしていたが、美作国にも源氏が進駐したので、神主は佐伯部社のご神体を菰で包み岩穴にかくして八幡様が氏神であると申し立て難をのがれた。以来八幡神社と称しているが、建部郷の祖神に変わりなく人々はみあけどの八幡様と称え慕っている。幣死除け(特に安産祈祷・六三祈祷)は佐伯家の秘伝とされている。
平成17年に社名変更、現在に至る。

赤黄に色づく境内
見明戸八幡神社・真庭市

警固行列
見明戸八幡神社・真庭市
真庭市無形民俗文化財に指定されている「見明戸八幡神社警固行列演技」。

紅葉する神社の杜
見明戸八幡神社・真庭市
11月15日頃になると見明戸では紅葉のシーズンを迎える

見明戸八幡桜
見明戸八幡神社・真庭市
境内で花を咲かせるオオシマザクラを母体とするサトザクラの栽培品種。他に類を見ない珍種のサクラ。

無事すぎの輪
見明戸八幡神社・真庭市
見明戸八幡神社(真庭市見明戸)では、毎年年末年始に「行く年、来る年、無事“すぎ”ますように」と願いを込めて、無事すぎの輪で参拝者を迎えている。
ワラを束ねてアーチ状にした骨組みに杉の枝を次々に差し込んだこんもりした緑の輪で、大きさは高さ3メートル、幅4メートル。
雪をかぶった「無事すぎの輪」は特に美しく、「気持ちがいいネ」との氏子さんの声が聞こえたり、帰省した人が家族で参拝し、輪をくぐる姿も目にする。
基本情報
神社コード | 14060 |
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神社名 | 見明戸八幡神社(ミアケドハチマンジンジャ) |
通称名 | |
旧社格 | 郷社 |
鎮座地 | 〒717-0411 真庭市見明戸343 |
電話番号 | |
FAX番号 | |
駐車場 | 有 6台 |
御祭神 | 息長帶姫命,譽田別命,武内宿禰命 |
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御神徳 | 安産, 斃死除け |
主な祭典 | 1月1日:歳旦祭 4月22日:祈年祭 10月22日:秋季大祭 |
宮司宅電話 | 086-287-5632 |
URL | |
miakedo80000@eos.ocn.ne.jp | |
特記事項 | 弧巻き替え神事 秘伝の斃死除(安産・六三除け) |
- 交通アクセス
- JR姫新線勝山駅から北へ20km 米子自動車道湯原ICから北へ8km 米子自動車道蒜山ICから南へ8km
- 氏子地域
- 真庭市(見明戸)
中国山地の山里では、10月第3日曜日の秋季大祭の頃には紅葉の時期を迎える。境内に絨毯を敷き詰めたように落葉した銀杏の黄と紅葉の紅のコントラストが美しい。